|
オシャレでポップなミュージシャンを目指しているデスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ(DMC)」ボーカル&ギター、クラウザーU世。 ライバル(?)クラウザーT世との戦いに決着。 刑務所の中で恨みを高めてきたT世に、ただ生きるだけでそれを凌駕するU世が、格の違いを見せつける。 そして決着の後、クラウザーT世がまた熱い。 彼の熱い行動のバックに流れるあの素晴らしい歌に、涙が止まらなくなる。 とても……とても素晴らしい、ギャグマンガである。 ポップでトレンディ(死語)なドリームに浸る男が、ちっぽけな恨みをデスメタルで晴らす。そして素に返ってその結果に落ち込む――そのギャップを笑うだけの、安易なギャグ&パロディマンガ。 そう思って読み流していると、大事なものを見落としてしまう。 バンドものなど、音楽を舞台にしたマンガの難しさというものが、ある。 しょせんマンガのプロに、音楽の才能をそのまま描写することなど、不可能。 昔、『TO-Y しかし、DMCは違う。 「SATSUGAI」に始まって、巻をおうごとにリリースされていくDMCの曲。 それは、けっしてマンガの中で完結する「そうは見えないけど、お約束で……」とは違う。 映像化 そして、現実にアルバム カラオケにも配信される。 それを歌う素人がいる。 歌っている最中に店員がドリンク運んできて、ちょっと(かなり)恥ずかしい思いをする。 それでも「レイプ」「メス豚」「SATSUGAIせよ!」を連呼する。(……。) その歌詞は、本物のDMCの歌。 たしかに1巻から見れば、絵にも迫力が出てきた。 だけど、DMCの迫力を伝えるのは、構図でもペンタッチでも効果線でもなく、クラウザーさんが歌うその歌詞。 その本物の歌詞こそが、DMC最大の描写だ。 そして今巻最高の歌詞は、やっぱり「SAY FUCK!」である。 (それ、DMCの歌と違うし……) 社長、最高。 --- おすすめ度:★★★★☆(今のところ買い) |
| << 前記事(2009/02/27) | ブログのトップへ | 後記事(2009/03/04) >> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| << 前記事(2009/02/27) | ブログのトップへ | 後記事(2009/03/04) >> |